架空文庫

【架空文庫】とは、<実在しない作家>による<架空の文庫本>です。読んでみたいと思える本が見つかりましたら、中身を想像してお楽しみください。

 

カバー装画・デザイン・文/北原明日香
設定協力/YM
設定協力・一部デザイン/ドッP

2010年

『常閑日和』  鈴木唯江 著

アパートの裏でエサをあげていた「ネコタロウ」がある日、人間になってあらわれた。 が、その姿はどうみてもおばさんだった。 人付き合いが苦手な青年ハルキとネコタロウさんの奇妙でのんきな共同生活。独自の世界観で青年の成長を描く唯江ワールドの新境地。 大切なことはぜんぶ猫が教えてくれる、かも。

 

鈴木唯江(すずき・ただえ)

歌人・シンガーソングライター。東京都生まれ,山形県育ち。2001年に発表した初の小説 『背中にボタン』で椿文学賞を受賞。著書に『ごはんをたべたら』『ここかラララ』 など。

『マンドレイクの足音』  備瀬誠三 著

根が人の形をしていて引き抜くと恐ろしい叫び声で人を殺す、というマンドレイクの伝説を知っていますか?草木にまつわる怪談・奇談は古くから多く残されていますが、もちろん現代にもあるのです。道端の草木の声に耳を傾ければ、それは異界への入口かもしれません…

 

備瀬誠三(びせ・せいぞう)
1967年兵庫県生まれ。コピーライターとして博博堂に勤務後 1999年よりフリー。 独自の視点で都市伝説・怪談を研究し続けている。主な著書に『六感怪談』シリーズ ほか。

『エイラブ・映画に学ぶ恋愛会話術』  タマル 著

自分の気持ちを悟られないで彼の本心を聞き出すには?浮気を許してもらいつつさらに彼女の気を引く謝り方は?答えは全て映画の中にある!人気ブロガー・タマルの連載より初の書籍化。反則技も含みますので現実に使うかどうかはあなた次第!?

 

タマル
2007年よりブログ「シネマとグラフ」を開設。辛口な映画批評と恋愛論で一躍人気ブロガーとなり、数々の連載を持つに至る。性別、年齢は非公表。特技は占い。

『シスター』  柚木可南 著

姉の突然の死から一年、夏帆は10年ぶりにその町を訪れた。歳の離れた姉と過ごした頃の記憶をたどるうち、彼女の想い、そして死の真相に近づいてゆく。彼女が命をかけて守ろうとしたものは一体何だったのか?ミステリーの新鋭・柚木可南が描く、あたたかくも切ない姉妹の物語。

 

柚木可南(ゆずき・かな)
1980年栃木県生まれ。2007年『消えない瘡蓋』でU28ミステリー大賞を受賞。「劇団非常時」では脚本・演出を手がける。著書に『プラチナ』 『闇、その先も闇』 ほか。

2009年

『花のこと』  冨田泰司 著

正式な妻も子供も持たず一人屋敷で晩年を迎えた「豊太郎」。彼の唯一の楽しみは、かつて出会った女を花に例えて語っては、その花をあしらった着物を職人に作らせることであった。春夏秋冬に咲く美しき女たちの物語。

 

冨田泰治(とみた・たいじ)
1946年、宮崎県生まれ。藤京大学卒業後、市役所勤務を経てフリーライターに。 1998年『早々』で青樹賞受賞。おもな著書に、『猫柳』『秋刀魚の季節』ほか多数。

『陽のあたりすぎる町』  内田公円 著

大学の周りには一軒のコンビニと国道、そして彼女の住むアパートの他には何もなかった。ある日届いた学生時代の彼女からの手紙をきっかけに青春時代の記憶がよみがえる。田舎暮らしの若者の抱える劣等感と焦燥感を軽妙な文章で書き綴った、切ない青春ストーリー。

 

内田公円(うちだ・こうえん)
1983年北海道生まれ。北海道学芸大学卒業。 在学中に『蝙蝠とコインランドリー』で青田舎新人賞を受賞し作家デビュー。 おもな作品に『百年記念塔』『ボーイスカウトガール』ほか。

『茄子紺』  大前 絹 著

一人で眠るときも、誰かに抱かれて眠るときも、目を閉じた瞼の裏に映るのは一面の茄子紺色だった。女の精神と肉体の葛藤を描く表題作他、5編を収録。女性から圧倒的な支持を得る注目作家が描く珠玉の短編集。

 

大前 絹(おおまえ・きぬ)
1972年、静岡県生まれ。橘命館大学卒業。 2002年『桃とパイン』で横談社第2回ケータイ官能小説大賞を受賞しデビュー。 他の著書に、『キャベツ畑でつかまえて』『林檎の森』ほか。

『42』  ジョージア・ロックウェル 著

「あなたに会うのは42回だけ」と,女は男に言った。二人は逢瀬を重ねるが、43回目を迎えたその日、ついに彼女は現れなかった。やがて42という数字にとり憑かれてしまう男。数字に隠された謎を追ううちに、物語は意外な方向へ・・・。待望のミステリー巨編!

 

ジョージア・ロックウェル
1930年イギリス生まれ。数学教師として高校で教鞭をとるかたわら、ミステリー作家として多くの作品を残す。 主な著書に『魚の見る夢』『傘を無くした宇宙鼠』ほか。